パチスロメーカーの組合である日本電動式遊技機工業協同組合(日電協、理事長・佐野慎一氏)とパチスロの販売会社で組織する回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商、理事長・大饗裕記氏)は14日、東京都台東区の日電協会議室で「8月4日はパチスロの日 パチスロサミット2017」の開催概要発表記者会見を開催した。
日電協と回胴遊商では、2010年から「パチスロを元気にしたい」という思いのもと、8月4日をパチスロの日に制定(日本記念日協会認定)。この日を全国のパチスロファンに感謝する日と定め、東日本大震災があった2011年を除き、毎年イベントを継続開催している。
記者会見の冒頭、日電協の“明日の日電協を考える委員会”の吉國純生委員長があいさつに立ち、パチスロサミット2017の開催趣旨を説明。「今回はいまの環境、つまりIR推進法に絡んだギャンブルなどの依存問題について、行政と連携しながらさまざまに対策をしなければならない現状を踏まえ、これまでのお祭り的なものはやめる」とし、業界関係者を対象にした緊急公開討論会の実施を発表。「有識者を交えて、遊技業界を取り巻く環境変化や業界が解決すべき課題などについて語っていただく。また、それらの議論を通じて業界あるいはパチスロの未来を展望してもらう」と語った。
続き、回胴遊商の大饗理事長が「依存問題がさまざまな場面で取り上げられ、業界も大変な逆風のなか、常にわれわれで何ができるのかを考えて活動している」と昨今の状況を振り返り。「今回のイベントの目的は、パチスロ文化の活性化を目指しながら、パチスロファンへの感謝を表すこと。業界団体が直接ファンに感謝を伝える唯一のイベントという位置付けで開催する」と意気込んだ。