
東芝株主総会始まる。会場に入る株主=28日午前、千葉・美浜区の幕張メッセ(酒巻俊介撮影)【拡大】
東芝の株主総会も開始から2時間半が経ち、いよいよ終盤。3月の臨時株主総会では株主からの怒号がやまなかったが、今回はこの段階になっても、そこまで荒れている様子はない。株主からは東芝を擁護する意見も出た。
株主「新聞やテレビに東芝は袋だたきにされ、言われたい放題だ。初めて株主総会に出席したが、株主の質問には失礼なものもあり、役員を批判的に言うと会場に拍手が湧くのが、不思議でならない。ここは真剣な場であり、議案を真摯(しんし)に受け止めて認めたい。応援のために今日来た。素人ですが、頑張ってほしい」
綱川社長「ありがとうございます。上場企業として信用力を持って、事業をしっかりやっていくことで(期待に)お応えしていきたい」
株主「東芝のOBだが、契約社員として入社し、就業規則や安全規則の説明がなかったが、企業コンプライアンスの現状は」
綱川社長「このような経営状況になっていて改めておわび申し上げる。経営トップとして責任だ。問題解決に向けて全力で取り組む所存。ご意見を参考にさせていただきながら、真摯に対応していきたい」
<ここで経営危機の元凶となった米原発会社に移った>
株主「米ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の経営トップへの刑事責任や損害賠償責任の追及について、東芝はどのような対応をするか」