伊藤忠、ドールブランドで欧州開拓 セルビア果物加工大手に追加出資

 伊藤忠商事は25日、出資する「ドール」ブランドの事業会社を通じ東欧セルビアの果物加工大手、マスターフルーツ(本社・ベオグラード)への出資比率を49%に引き上げると発表した。従来は15%だった。出資額は約13億円。追加出資によりマスターフルーツを持ち分法適用会社とし、ドールブランドの加工品販売で欧州市場を開拓する。

 冷凍フルーツの欧州市場は北米市場にほぼ匹敵する規模で、年間100万トン(市場規模は約16億ユーロ=約2000億円)。そのうち冷凍果実のラズベリーは約40万トン(8億ユーロ)と数量ベースで4割を占める。まず、ラズベリーの品ぞろえを充実させ、欧州でドールブランドを浸透させる。

 アジアの青果物販売や全世界の加工品を手掛けるドールブランドの事業会社「ドール・アジア・ホールディングス」の年間売上高は約2600億円。このうち缶詰やジュースなどの加工品は約半分で、米国が80%強、アジアが10%、欧州は5%にとどまっていた。

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