池上彰氏が語る、マックと吉野家に共通する「成功の本質」と「やってはいけないこと」 (1/6ページ)

池上彰・東京工業大学特命教授(右)。映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』トークイベントの様子
池上彰・東京工業大学特命教授(右)。映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』トークイベントの様子【拡大】

 世界最大のハンバーガーチェーン「マクドナルド」を築き上げたレイ・クロック。公開中の映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』では、彼の自伝『成功はゴミ箱の中に』(プレジデント社)をもとにその経営手法を描いている。本作を観たジャーナリストの池上彰氏は「ビジネスを成功させるにはこうするのか、と感じた」と評している。それはどういう意味なのか。池上氏の特別寄稿をお届けする。

 今のハンバーガーの原型は「マック」

 レイ・クロックのことは知っていました。30年ほど前に『マクドナルド--わが豊饒の人材』という本(1987年、ダイヤモンド社刊)を読み、マクドナルド兄弟から権利を奪い取った話も知ったのです。映画を観て「ああ、そうだったなあ」と思い出しました。

 恐らくみなさんは、今のスタイルの「ハンバーガー」が当たり前だと思っているでしょう。「バンズ」と呼ばれるパンの間に「パテ」と呼ばれる牛肉がはさんであり、ワックスのかかった紙に包まれたスタイル--。あれは「マクドナルド」によって開発されたものなのです。それが映画を観ればわかりますし、ハンバーガー店の成り立ちもわかりますよね。窓口で注文すると紙袋に入った商品が渡されるやり方は、当時の人々が「なんだ、これは?」と驚く斬新な方法でした。

 他のハンバーガー店ではクルマを止めていると、ローラースケートを履いたウエートレスさんが滑りながら注文を取りに来る--逆に、今の人たちが観れば、「当時はこうだったのか」という驚きがあるでしょう。

60年以上前から「選択と集中」を行っていた

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