早大、地域に合った配電系統モデル

 早稲田大学スマート社会技術融合研究機構(ACROSS)の研究グループは、東京電力パワーグリッド、中部電力、関西電力が運用する実配電線データに基づき、地理情報を別途付与し、地域特性を踏まえた汎用(はんよう)的な配電系統モデルを構築し、国内外に公開した。一般家庭や事業所などで実測された電力消費データを基に、各需要家の電力消費量を予測。さらに地理情報との組み合わせにより、雲の移動に伴う日射の変化を手がかりに太陽光発電の状況も解析できるようにした。

 この研究は科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業チーム(CREST)の研究領域の一環として実施した。