総務省は26日、IoT機器に対するサイバー攻撃が急増していることなどを受け、サイバーセキュリティー対策の方向性をまとめる有識者会議の初会合を開いた。野田聖子総務相は「IoTの便利さを優先してセキュリティー対策が後手になったのが、この検討会のゆえんだ」と指摘した。総務省は年内にセキュリティー対策に必要な課題などを整理した上で方向性を示す考え。会議では有識者からサイバー攻撃の核となるサーバーから多数のIoT機器への攻撃命令を遮断することがセキュリティー確保に有効で、海外では実績があることが示された。