日本ペイント、米大手に買収提案 時価総額9200億円超 海外展開強化狙う

 日本ペイントホールディングス(HD)は22日、米塗料大手アクサルタ・コーティング・システムズに買収などによる経営統合を提案したと発表した。取得方法や金額など詳細は明らかにしていない。海外展開の強化が狙いで、実現すれば売り上げ規模は2倍近くに拡大する。

 アクサルタに買収提案したとの一部報道に対し、「提案を行ったことは事実」とのコメントを22日公表した。

 具体的な条件は今後交渉して決めるとみられ、「合意に至るとの確約はありません」としている。

 アクサルタは自動車用塗料などを中心に世界約130カ国に展開。時価総額は82億ドル(約9200億円)を上回っている。

 国内の塗料市場は、リーマン・ショック以降に大きく落ち込み、その後も需要低迷が続く。一方、アジアやアフリカなど世界的な需要は拡大しており、日本ペイントHDは今年3月に米建築用塗料大手を買収するなど、海外でのM&A(企業の合併・買収)を積極的に進めている。

 アクサルタはオランダのアクゾノーベルと経営統合交渉を続けてきたが、21日に統合協議を終了したと発表した。