異色ぶりが話題 AIスピーカーで「ピカチュウと会話」、開発者が語る狙い (1/2ページ)

グーグルの「グーグルホームミニ」(左)とアマゾンの「エコードット」。「ピカチュウトーク」はスマートフォンアプリのようなもので、スピーカーの後ろに置いてあるぬいぐるみがなくても利用できる
グーグルの「グーグルホームミニ」(左)とアマゾンの「エコードット」。「ピカチュウトーク」はスマートフォンアプリのようなもので、スピーカーの後ろに置いてあるぬいぐるみがなくても利用できる【拡大】

  • 株式会社ポケモンの新藤貴行さん(左)と小川慧さん

 話しかけるとAI(人工知能)が家電の操作や音楽の再生などをしてくれる「AIスピーカー(スマートスピーカー)」。「ポケットモンスター」に関連するビジネスを展開する株式会社ポケモンは人気キャラクターのピカチュウと“おしゃべり”する機能「ピカチュウトーク」(無料)を、グーグルの「グーグルホーム」とアマゾンの「アマゾンエコー」向けに提供している。かわいらしい外見を愛でることもできず、意思疎通もほとんどできないが、その異色ぶりが話題になっている。

 スピーカーにピカチュウおはよう、いい天気だねなどと話しかけると「ピカッ、ピカチュウー」「ピーカァーアー」。例の可愛らしい鳴き声が返ってくるばかりで、意味のある返事はない。それでもやり取りが一方的にならないのは、たまに適切なリアクションをしてくれるからだ。

 誕生日というワードに反応して「ピッカピーカーピーカー」と「ハッピーバースデートゥーユー」のメロディーで歌ってくれる。また、疲れたなどと話すと、ゲームで体力が回復したときの効果音を鳴き声で表現してファンの心をくすぐってくる。こちらが話した言葉をAIが解釈し100種類以上の反応を返すという。

 開発のきっかけは今年6月。プラットフォーム戦略室室長の新藤貴行さんが世界最大級のゲームの見本市「E3」のために訪米したときに、AIスピーカーと出会った。

「すべて声なので想像力がかきたてられるのが面白い。それに、文字を書けない年齢の子供でも使えるという点でポケモンが目指すところと合致していました」

 帰国後、ポケモンのアニメ主題歌を作詞したライターの戸田昭吾さんと、コンテンツ制作会社カヤックを交えて相談し機能の方針をまとめて制作した。

「『ピカピカ』としか言わないところまで振り切って」