
第4回スポGOMI大会in東久留米の参加者。3歳から51歳まで8チーム53人が合計34.04キログラムのごみを回収した=東京都東久留米市【拡大】
パチンコホール企業の山水(東京都東村山市)とソーシャルスポーツイニシアチブ(同港区、旧・日本スポーツGOMI拾い連盟)は11月18日、東京都東久留米市環境美化推進員連絡会の後援の下、「第4回スポGOMI大会in東久留米」を開催した。
運営を手掛けた山水は、東村山市を中心に「パチンコ大学」の屋号で店舗を展開。企業の社会的責任(CSR)活動の一環として2012年10月から、東村山市で同イベントを企画・実施(東村山市および同市教育委員会が後援)。今年5月の開催で区切りとなる10回目を迎えた。東久留米市では15年6月にスタートさせ、今回4回目となる。「スポGOMI大会」とは、ごみ拾いにスポーツのエッセンスを加え、社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥のスポーツ。基本5人1組のチームが、定められたエリア内で制限時間内にごみを拾い、その質と量をポイントで競い合う。
山水では定期的に地域の清掃活動を実施していたが、この「スポGOMI大会」を知り、大会の開催を通じてエリアの人々の地域清掃への参加を促し、皆できれいな街づくりを推進する契機とした。
今回は、「パチンコ大学東久留米店」の顧客とスタッフで結成されたチームのほか、東久留米第三小学校の生徒による4チーム(合計17人)や、地元で周辺エリアの活性化に取り組む人々がチームを作り、大会を盛り上げた。
当日は、木原誠二衆議院議員秘書の大熊義昭氏、東久留米市の並木克己市長、市会議員の島崎清二氏が来賓として招かれる中、東久留米市役所屋外広場を中心にスポーツGOMI拾いを実施。3歳から51歳まで8チーム53人が、雨の予報も出ていた天候の下で汗を流し、34.04キログラムのごみを回収した。
なお、競技の結果、今回はパチンコ大学東久留米店の顧客とスタッフのチーム「パチ大チーム」が優勝。準優勝にはオータ東久留米店のスタッフと伊藤園による「オータ&伊藤園チーム」が着けた。また、東久留米第三小学校の生徒のチーム「ガブリエル」が審査員特別賞の“るるめチャン賞”に輝いた。
参加者には初回から大会に出場している人も珍しくなく、地元企業や地域の人々の協力と賛同を得つつ継続開催を実現。老若男女問わずに参加でき、結果として自分たちの街がきれいになることも魅力のようだ。
なお、次回は18年5月~6月に東村山大会が、同10月をめどに東久留米大会が開催される予定。