
開発中の「次世代店舗」を紹介するローソンの竹増貞信社長。商品のバーコードを買い物カゴ付属のリーダーで読み取り、無人レジで精算する(2017年12月4日、東京都港区港南の「ローソンイノベーションセンター」)【拡大】
ローソンは4日、顧客がスマートフォンを使って自分で決済する「無人レジ」と呼ばれる仕組みを試験的に導入すると発表した。来年春に東京都内の一部で、深夜時間帯に始める。コンビニ業界では人手不足が深刻な問題となっており、ITを活用して店舗の省力化を進める。
試験導入する店舗では、午前0時から5時までの時間帯はスマートフォンのアプリを起動するなどして入店する。商品のバーコードを自分で読み取り、LINE(ライン)などの支払いサービスで決済すると、画面上に電子レシートが表示される。
レジの無人化を進めることで、店員は深夜時間帯に商品の搬入や清掃などに集中できるという。
ローソンは4日、ITを活用した次世代コンビニの実験施設「ローソンイノベーションラボ」を報道関係者に公開。竹増貞信社長は「コンビニには社会インフラの役割がある。ITを使って24時間営業を続けたい」と話した。