花の中からせり上がる ドラマチックなリングケース クラウドファンディングで事業化へ

花の中から指輪がせり上がってくるユニークなリングケース「グレース」
花の中から指輪がせり上がってくるユニークなリングケース「グレース」【拡大】

  • 「グレース」

 花びらの中から指輪が浮かび上がってくるような、ユニークな構造のリングケース「Grace」(グレース)が開発された。プロポーズや記念日に指輪を贈るシーンをドラマチックに演出するアイテムだ。現在、国際特許を出願しており、クラウドファンディングで事業化を目指している。

 グレースは、閉じた状態では厚さ1~2センチで、胸やお尻のポケットに収まる。開くと、花が開くようなポップアップの仕掛けがあり、中央の回転昇降機構によって指輪が回りながらせり上がってくる。

 シンガポール在住の日本人デザイナーらのプロジェクト「F!VE」(ファイブ)が開発。米国のクラウドファンディングサービス「キックスターター」で、先行輸入者向け販売という形で投資を募っている。1個60シンガポールドル(約5000円)で、投資達成目標額は1万3000シンガポールドル(約108万円)。宝飾業界などの取り扱い企業を募集しているという。

 ケースは樹脂(赤、黒)と金属(グレー、ゴールド)があり、樹脂モデルは60グラム、金属モデルは120グラム。内部の花は椿とバラの2タイプ、各3色(白、赤、ピンク)が用意される。小売店での流通は2018年前半を予定しているという。

 日本での事業展開は、工業デザインを手がける「マグネットインダストリー」(東京都渋谷区)が窓口になっている。