【ベンチャー支援の現場から】浜野製作所、ガレージスミダ改装オープン (1/2ページ)

ガレージスミダの1階に置かれた最新鋭の工作機械=東京都墨田区
ガレージスミダの1階に置かれた最新鋭の工作機械=東京都墨田区【拡大】

  • 新装したガレージスミダについて説明する浜野製作所の浜野慶一社長=東京都墨田区

 ■研究開発アイデア具現化後押し

 金属加工の浜野製作所(東京都墨田区)は、ものづくりベンチャーの創業支援施設「ガレージスミダ」を改装オープンした。ベンチャーの斬新なアイデアをその場で可視化することで、アイデアの早期具現化を後押しする。同様のコンセプトを持つ施設が来年、大阪市内にもできる計画があり、「成長に時間がかかる」とされてきた、ものづくりをはじめとする研究開発型ベンチャーのイメージが大きく変わりそうだ。

 ◆最新鋭の工作機設置

 新しいガレージスミダは、延べ床面積約350平方メートルで、2階に入居者用の個室4室、約40席を確保でき、セミナーや打ち合わせなどに使えるフリースペースも設けた。

 入居するベンチャー企業の相談に応じるインキュベーションマネージャーを配置するほか、3階には同社の設計開発担当者も常駐する。1階には最新鋭の工作機械などが置かれ、ベンチャーの斬新なアイデアをその場で形にして、可視化することができる。

 浜野慶一社長は「高度な人材と情報が集まる東京ならではの地の利を生かし、先進型のものづくりに挑戦したい」と語った。

 ものづくりなどの研究開発型ベンチャーにとって、アイデアから試作の段階までに、資金不足から事業が頓挫してしまう、いわゆる「死の谷」をどう乗り越えるかは大きな課題だ。

 ガレージスミダでは、試作にあたっての技術面での支援は浜野製作所から得られるうえ、資金面の支援を浜野製作所と資本提携する起業支援のリバネス(東京都新宿区)子会社、グローカリンク(同墨田区)が担当する。