「スイッチ」好調の任天堂、7年ぶり売上高1兆円超に 3月期業績予想

任天堂が昨年3月に発売した家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」
任天堂が昨年3月に発売した家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」【拡大】

  • 業績予想について説明する任天堂の君島達己社長(手前)ら=31日、大阪市中央区(前川純一郎撮影)

 任天堂は31日、平成30年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高が前期比約2.1倍の1兆200億円になる見通しだと発表した。昨年3月に発売した家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売が好調なためで、1兆円突破は7年ぶり。スイッチの世界販売目標も1400万台から1500万台に引き上げた。31年3月期は2千万台以上を目指す。

 売上高の予想は昨年10月に7500億円から9600億円に上方修正していたが、さらに引き上げた。最終利益の見通しも850億円から1200億円に上方修正した。

 同時に発表した29年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比約2.8倍の8570億円、最終利益が31.3%増の1351億円だった。