大手5行、3月の住宅ローン据え置き

 三菱東京UFJ銀行など国内大手5銀行は3月に適用する住宅ローン金利を決めた。主力の固定型10年の最優遇金利は、5行とも2月から据え置く。指標とする長期金利の変動が小さかったことを反映した。

 固定型10年の最優遇金利は三井住友信託銀行が最も低く年0.75%。三菱東京UFJとみずほ銀行が0.80%、三井住友銀行とりそな銀行が1.10%。各行は長期金利の水準や他行の動向を参考にして住宅ローン金利を決める。長期金利の指標となる新発10年債の利回りはこのところ0%台で安定的に推移しており、大幅な変動はみられない。