【Sakeから観光立国】昇龍道プロジェクト 中国・アジア誘致に注力

福井市のユアーズホテルフクイで開かれた第9回昇龍道プロジェクト推進協議会
福井市のユアーズホテルフクイで開かれた第9回昇龍道プロジェクト推進協議会【拡大】

 □平出淑恵(酒サムライコーディネーター)

 中部・北陸運輸局と中部・北陸経済連合会が中心となって取り組んでいる「昇龍道プロジェクト」の全体会議「第9回昇龍道プロジェクト推進協議会」が16日、福井市のユアーズホテルフクイで行われた。

 昇龍道プロジェクトの目的は、愛知、岐阜、三重、静岡、長野、石川、富山、福井、滋賀の中部北陸9県への外国人観光客誘致を推進すること。同協議会の会員数は今年2月末時点で、官民合わせて2066に達する。国の機関や中部北陸9県などの自治体、民間は経済団体をはじめ金融機関、観光団体、ホテル・旅館、旅行業、航空・空港関連、交通、百貨店、飲食店、酒蔵・酒造組合、観光施設、報道・広告など幅広い業種が集まる大所帯となった。

 地元自治体代表として西川一誠福井県知事が事前の昼食会に、東村新一福井市長が協議会にそれぞれ出席。協議会には、PRを担当する昇龍道大使である筆者と女優の中野良子さんら約100人が参加した。

 協議会は会長の豊田鉄郎・中部経済連合会会長が議事を進め、2017年度の活動報告や18年度の方針を確認した。

 17年度は、昇龍道ミッション団・昇龍道大使の派遣や、戦略的プロモーションを推進したほか、多言語コールセンター、無料公衆Wi-Fi、わかりやすい道路標識の設置、キャッシュレス化実証実験、観光と交通の連携施策推進など、受け入れ環境の整備も着々と行われた。

 18年度は、特に中国をはじめアジアにターゲットを置いて観光客の誘致を図るため、さらに戦略的プロモーションや、受け入れ環境整備を促進することなどを柱とする方針が承認された。

 これだけ広い地域を束ねた未来への大きなプロジェクトに、関係者として参画できることに誇りを感じている。

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【プロフィル】平出淑恵 

 ひらいで・としえ 1962年東京生まれ。83年、日本航空入社、国際線担当客室乗務員を経て、2011年、コーポ・サチを設立、社長に就任。世界最大規模のワイン審査会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)のアンバサダー。日本ソムリエ協会理事、日本酒蔵ツーリズム推進協議会運営委員、昇龍道大使(中部9県のインバウンド大使)などを務める。