ダイナム(東京都荒川区)は16日、4月から60歳の定年を段階的に65歳まで延長するシニア社員制度を導入するとともに、最長70歳まで働くことができるよう定年再雇用制度を改定する、と発表した。少子高齢化などによる労働市場の変化を受け、シニア層のさらなる活躍が期待される背景で、同社では高齢化に伴うキャリアの選択を増やすことで従業員の「生きがい」の支援につなげるとともに、年金受給年齢の引き上げに伴う将来の生活設計への不安感を和らげるためシニア社員制度を導入することを決定した。
今回新しく設けたシニア社員制度は、一般社員が満60歳到達時にシニア社員へ区分移行し、老齢厚生年金の受給開始年齢に合わせて定年年齢を段階的に引き上げることで安心して働くことができる仕組み。同社はこれまでも定年後に65歳まで働くことができる定年再雇用制度を設けていたが、シニア社員制度の導入とあわせて満70歳まで働くことができるよう定年再雇用制度を改定した。60歳以降は、選択定年制を導入し、各自の人生設計に合わせて定年年齢を選択することが可能だ。
ダイナムでは「人材の力」こそが、企業が継続的に発展していく上での最大の資本であり、競争優位の源泉であるという考えの下、従業員が人材としての力を十分に発揮できるよう『多様な人材が活躍できる企業風土づくり』『人材育成を通じた人材力の強化』『働きやすい職場環境づくり』に取り組んでいる。今後も、従業員が生きいきと働くことができる環境の整備を行い、従業員と一緒に成長する企業を目指していくとしている。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)