
新店に設置する遊技台を物流センター間で鉄道輸送【拡大】
パチンコホールを全国にチェーン展開するダイナム(東京都荒川区)は3月29日から4月6日にかけて、遊技台の鉄道コンテナ輸送を実施。香川県坂出市にある香川物流センターから山形県東根市にある山形物流センターへ、新店に設置する遊技台遊技台136台を移動した。
同社は全店舗で約18万台の遊技台を設置。また、物流センターにおいては約4万台の遊技台を社内中古台や外部への販売台として保管している。この物流センターが、新規出店の迅速化をはじめ、社内2次利用を積極的に活用した各店舗の遊技台の品ぞろえにおいて重要な役割を担うなか、将来的な遊技台流通の拡大を視野に入れ、物流センター間の遊技台輸送をトラック輸送から鉄道コンテナ輸送へモーダルシフトを開始した。鉄道コンテナ輸送は、正確で安定した輸送を実現できるとともに、CO2排出量も軽減されるため、環境に配慮した輸送方法に位置付けられる。
なお、国土交通省によると、1トンの貨物を1キロメートル輸送したときのCO2排出量は、トラック(205グラム-CO2/トン・キロメートル)に対し、鉄道輸送(25グラム-CO2/トン・キロメートル)は約8分の1とされている。同社では今後、物流センター間の長距離大量輸送において積極的に鉄道輸送へのモーダルシフトを行い、サスティナブル社会の実現に向けて環境負荷の低減を目指すとしている。
また同社は11日、健康経営推進のため、この4月に「健康経営宣言」を制定した旨、発表した。ダイナムでは“人材の力”こそが、継続的に発展していく上での最大の資本であり、競争優位の源泉であるという考えのもと、従業員が人材としての力を十分に発揮できるよう「多様な人材が活躍できる企業風土づくり」「人材育成を通じた人材力の強化」「働きやすい職場環境づくり」に取り組んできたが、これを一層推進することを目的に同社が目指す健康経営の理念やあり方をまとめた「健康経営宣言」を制定。宣言の中では、これまで推進してきた労働環境整備や従業員の健康に関するさまざまな取り組みを前進させ、人生百年を見据えた「からだの健康づくり」「こころの健康づくり」「職場環境づくり」を通じて、従業員とその家族が実りある人生を送ることができるようサポートすることなどが掲げられている。
同社では今後、さまざまな働き方改革に取り組むほか、「健康対策」や「メンタルヘルスケア対策」等、さらに健康経営を進めることで従業員がいきいきと働くことができる環境の実現に努めていく。