ゲーム依存対策の検討開始 CESAが作業チーム立ち上げ

 コンピュータエンタテインメント協会(CESA)が世界保健機関(WHO)が認定したゲーム依存症に対する対策の検討を始めたことが6日、分かった。CESAの会員でない任天堂なども参加し、専用の作業チームを立ち上げた。今後は、ゲーム依存症の実態を把握し、業界としての対応策をまとめる。

 ゲームへの依存をめぐっては、WHOが6月、ゲーム障害を依存症の一つとして「国際疾病分類」の最新版に加えた。ゲームをしたい衝動が抑えられなくなり、日常生活よりゲームを優先し、健康を損なうなど問題が起きても続けてしまう特徴があると定義している。

 ただ、国際疾病分類は統計調査の項目として使われるもので、実際の患者数が増加しているかどうかなどの実態は今後の統計調査を待たなければならない。ゲームと依存との明確な因果関係などが解明されているわけではなく、有効な治療方法を含め、病気として確立しているわけではないのが現状だ。

 CESAは「WHOに医学的な問題と認定された以上、対策は必要。特に未成年への対応は重要だ」とし、実態把握とゲーム業界としての対応を先行させる考えだ。