「VTuber」関連ビジネスに広がり 新会社、ツールやサービス提供…企業熱視線 (1/4ページ)

 キャラクターを使って動画配信を行う「VTuber(バーチャルユーチューバー)」への関心が高まっている。フィギュア(人形)を展示・販売するイベントのワンダーフェスティバル2018[夏]では、大手メーカーによるVTuberのフィギュアが展示されて注目を浴び、ネットサービスのniconicoを運営するドワンゴ(東京都中央区)は、VTuber事業を手がける新会社を7月末に立ち上げた。大手の芸能事務所が有名VTuberを所属させる動きもあって、ビジネスとして盛り上がる兆しを見せている。

 トーク、フィギュア化…来場者の関心誘う

 千葉市美浜区の幕張メッセで7月29日に開かれたフィギュアと模型の祭典、ワンダーフェスティバル2018[夏]にグッドスマイルカンパニー(東京都千代田区)とマックスファクトリー(東京都千代田区)が合同で出展したブースで、ひときわ盛り上がっていたのがバーチャルアイドルのコーナー。ショーケースの中にはキズナアイや月ノ美兎(つきのみと)といった人気VTuberがフィギュアとなって並べられ、大型モニターでもVTuberの電脳少女シロらがトークを繰り広げてファンを集めていた。

ワンダーフェスティバル2018[夏]に並んだバーチャルキャラクターのフィギュア

ワンダーフェスティバル2018[夏]に並んだバーチャルキャラクターのフィギュア

 ほかにも輝夜月(かぐやるな)、ミライアカリ、バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさんといったキャラクターが、ねんどろいどと呼ばれるデフォルメされたシリーズのフィギュアや、figma(フィグマ)と呼ばれるアクションフィギュアにされて登場。「艦隊これくしょん-艦これ-」や「Fate/Grand Order」といった大ヒットゲームに登場するキャラクターたちと遜色のない扱いが、VTuberへの注目の高さを表していた。

「ちょっと間違った未来をつくる」