ネット配信、LINE、VR…自動車各社があの手この手で顧客接点に知恵 (1/3ページ)

「ボルボスタジオ青山」のVRコーナーでは、目の前に広がる大画面で運転支援機能などを疑似体験できる=東京都港区(ボルボ・カー・ジャパン提供)
「ボルボスタジオ青山」のVRコーナーでは、目の前に広がる大画面で運転支援機能などを疑似体験できる=東京都港区(ボルボ・カー・ジャパン提供)【拡大】

 大手自動車メーカー各社が顧客との接点づくりで知恵を絞っている。三菱自動車がインターネットによるライブ配信で新型車の魅力を伝える企画に力を入れ始めたほか、スマートフォンやSNS(会員制交流サイト)を試乗予約に生かす動きも広がってきた。少子化や若者の車離れで国内新車市場が伸び悩む中、多様な切り口で消費者の関心を引き寄せたい考えだ。(臼井慎太郎)

 三菱自が販売のテコ入れに向けて3月に投入したスポーツ用多目的車(SUV)「エクリプスクロス」が好調だ。発売前には受注台数が約5千台と月間販売目標の5倍に達した。原動力となったのが、1月9日から約1カ月にわたりネット上に開設した「ナイトショールーム」。東京都港区の本社ショールームから夜間に動画をライブ配信し、車の魅力を伝えたり質問に応じたりする試みで、述べ約7万7千人が視聴した。

 エクリプスクロスを購入した顧客の半数近くが20~30代。動画のライブ配信が若者の獲得で効果を発揮した。これを受けて三菱自は、一部改良して23日に発売したSUV「アウトランダーPHEV」にも同様の手法を取り入れ、ネットと実店舗を両輪に拡販に弾みをつける構えだ。

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