トヨタ、全店舗で全車種販売へ 国内市場縮小で体制見直し

トヨタ「新型クラウン・カローラハッチバック」発表で、トークセッションする豊田章男・トヨタ自動車取締役社長(中央)、友山茂樹・トヨタ自動車取締役副社長(右)=6月26日午後、東京都江東区(宮川浩和撮影)
トヨタ「新型クラウン・カローラハッチバック」発表で、トークセッションする豊田章男・トヨタ自動車取締役社長(中央)、友山茂樹・トヨタ自動車取締役副社長(右)=6月26日午後、東京都江東区(宮川浩和撮影)【拡大】

  • トヨタ自動車が全面改良して発売した高級セダン「クラウン」=26日午後、東京都江東区
  • 新型カローラハッチバック=26日午後、東京都江東区(宮川浩和撮影)
  • 新型カローラハッチバック=26日午後、東京都江東区(宮川浩和撮影)

 トヨタ自動車が国内に約5千ある全店舗で、乗用車の全車種を取り扱う方向で検討していることが27日、分かった。2020年代半ばをめどに実施する。これまでは「トヨタ店」「カローラ店」など4つの販売系列で異なる車種を売ってきた。車種は現在の約60から大幅に減らす見通し。

 日産自動車やホンダもかつては販売系列ごとに取り扱う車種が異なっていたが、効率化のため一本化している。国内市場の縮小やカーシェアリングの普及といった環境の変化を踏まえ、トヨタも半世紀以上続けてきた販売体制を見直す。