160万円のターンテーブルが好調 「テクニクス」の最高位機種、肌で感じる音の力 (1/3ページ)

 パナソニックの高級音響機器ブランド「テクニクス」が発売した1台160万円のレコードを再生するターンテーブルの売れ行きが好調だ。80万円の機種と合わせ、すでに100台以上売れた。往年の音楽ファンら中高年の富裕層を中心とする顧客だが、スマートフォンなどに音楽をダウンロードして気軽に楽しむ人が増える中、「耳だけでなく、肌でも音楽を感じられるのがスピーカーオーディオの魅力。テクニクスの音がさらに多くの人に届けば」と大きな期待を寄せている。(安田奈緒美)

5月に発売された最高級モデルのターンテーブル。パナソニックの小川理子執行役員も「世界最高級」と自信を持つ

5月に発売された最高級モデルのターンテーブル。パナソニックの小川理子執行役員も「世界最高級」と自信を持つ

 かつては世界を席巻

 「こんなに売れるなんて。それほど待ってくださっていたお客さまが多かったかと思うとうれしいですね」。こう話すのは、テクニクスの国内マーケティング担当の上松泰直さんだ。

 昭和40年に誕生し、かつては世界を席巻したテクニクスブランド。看板商品となったのはレコードを再生するターンテーブルで、世界で累計350万台を売り上げ、ブランドを牽引(けんいん)した。

 今年5月に発売されたターンテーブルの最高位機種「SL-1000R」(税抜き160万円)と「SP-10R」(同80万円)は発売後2カ月で計100台の受注を獲得。想定を大きく上回る売れ行きをみせた。

「世界最高クラスのものが実現した」