三菱マテ、最終利益下方修正 19年3月期 データ改竄対策費かさむ

 三菱マテリアルは6日、2019年3月期の連結最終利益予想を従来の350億円から250億円に下方修正した。グループによる一連のデータ改竄(かいざん)問題の対策費用に約31億円を見込んだほか、金属事業で製錬費用が増えたことなどが響いた。データ改竄対策では、品質検査関連の労務費が増えたほか、企業統治強化に向けた外部コンサルタントへの委託費などがかさんだ。東京都内で記者会見した佐々木晋常務執行役員は「今期は信頼回復に向け、企業統治強化の実行が一番の使命だ」と語った。

 主力の金属事業は原燃料高などに伴い銅などの製錬費用が増えたほか、金などの貴金属の電子材料向け販売が低調だった。ペットボトル拡大で飲料用のアルミ缶の販売も落ち込んだ。同時に発表した18年9月中間連結決算は売上高が前年同期比17.9%増の8552億円、最終利益が26.3%減の148億円だった。一連のデータ改竄で、東京区検が不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で、法人としての子会社3社を起訴するなどした。