【ピックアップ】スポGOMI大会 東久留米で78人が汗

1歳から62歳まで13チーム78人が参加。87.79キログラムのごみを回収した
1歳から62歳まで13チーム78人が参加。87.79キログラムのごみを回収した【拡大】

 4日、東京都東久留米市環境美化推進員連絡会後援のもと、パチンコホール企業の山水(東京都東村山市)とソーシャルスポーツイニシアチブ(東京都渋谷区、2016年日本スポーツGOMI拾い連盟から改名)が「第5回スポGOMI大会in東久留米」を開催した。

 運営を手掛けた山水は、東村山市を中心に「パチンコ大学」の屋号で店舗を展開。CSR活動の一環として2012年10月に東村山市で同イベントを企画・スタート(東村山市および東村山市教育委員会が後援)。今年6月の開催で11回目を迎えたが、東久留米市では15年6月にスタートさせ、今回で5回目となる。

 「スポGOMI大会」とは、ごみ拾いにスポーツのエッセンスを加え、社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥のスポーツ。基本5人1組のチームが、定められたエリア内で制限時間内にごみを拾い、その質と量をポイントで競い合う。

 山水では定期的に地域の清掃活動を実施していたが、この「スポGOMI大会」を知り、大会の開催を通じてエリアの人々における地域清掃への着手姿勢を高め、皆できれいな街づくりを推進する契機とした。今回は、地元の郵便局から2チーム、東久留米第三小学校から2チーム(うち7人が第2回大会から継続出場)のほか、地元でエリアの活性化に取り組む人々がチームを作り、大会を盛り上げた。

 当日は、木原誠二衆議院議員秘書の大熊義昭氏、東久留米市市長の並木克巳氏、同市市会議員の島崎清二氏が来賓に訪れるなか、東久留米市役所屋外広場を中心にスポーツGOMI拾いを実施。途中で小雨が降る不安定な天候にもかかわらず、1歳から62歳まで13チーム78人が汗を流し、87.79キログラムのごみを回収した。

 なお、競技の結果、今回はセールスプロモーション会社オガタ企画のチーム「チャレンジA」が優勝。また準優勝には東村山市在住の主婦と子供たちによるチーム「HUGっと2丁目キュアーズ」が、審査員特別賞の“るるめチャン賞”には前沢郵便局のチーム「ゆうびんきょくA」が輝いた。

 「スポGOMI大会」は、地元の企業や地域の人々の協力のもと継続開催を実現。回を重ねるごとに大会の認知度も上昇し、初回から出場している常連もいるなか、参加者は増加傾向を見せている。

 なお、次回は19年5月~6月に東村山大会が、同年10月をめどに東久留米大会が開催される予定。