訪日外国人旅行者数は3119万人

 石井啓一国土交通相は11日の閣議後会見で、平成30年の訪日外国人旅行者数について「3119万人に達した」と明らかにした。前年比で8・7%増と6年連続で過去最高を更新した。夏から秋にかけて西日本豪雨や台風、北海道の地震など自然災害が相次いだが、受け入れ環境の整備や政府による訪日プロモーション強化などが寄与した。石井氏は「これまでの取り組みが成果となって表れた」と述べた。

 日本政府観光局(JNTO)によると、11月までの訪日客数は前年同期比9・1%増の2856万100人。昨年12月18日には3千万人を突破しており、年末にかけての13日間で119万人が上乗せされた形だ。

 政府は訪日客数を32年に年間4千万人とする目標を掲げる。日本では今年、ラグビーのワールドカップ(W杯)が開かれ、来年には東京五輪・パラリンピックも控える。政府は「ますます(日本が)世界から注目される機会が増える」(石井氏)ことから、アジア地域からの個人旅行客やリピーター客、欧米豪の富裕層の取り込みで新たな訪日需要の掘り起こしを進める方針だ。