「日本一長い商店街」として知られる大阪市北区の天神橋筋商店街について、大阪府警は5日、アーケードが設置された区間の全域で、来年1月31日から自転車の通行規制を導入すると発表した。アーケードのない区間とあわせると、商店街の7割以上が規制される。すでに一部区間で実施していたが、規制外の区間で自転車事故が発生するなどしており、地元商店街と府警が協議を進めていた。
府警によると、新たな規制対象は、幅員約7メートルと広い一~三丁目が午前10時~午後8時▽幅員約5メートルと狭い四丁目の一部が午前7時~午後10時。
四丁目の一部と五、六丁目(約570メートル)は昭和47年から、午前7時~午後10時まで通行を規制。今回の措置で、規制区間は、商店街全体の一~七丁目の約2・6キロのうち一~六丁目の約1・9キロに拡大する。
同商店街では、従来の規制区間以外でも自転車の通行に対する苦情があり、4月には自転車同士が衝突して男性が一時意識不明の重体となる重傷事故が発生。地元商店街が府警に自転車の通行規制を要望していた。