昨年12月、「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん=当時(72)=が射殺された事件で、現場近くの防犯カメラに映っていた車両が、バイクだった可能性があることが18日、わかった。京都府警は逃走車両の可能性もあるとみて調べている。これまで延べ約1万800人の捜査員を投入。事件は19日、発生から半年を迎える。
府警によると、現場近くに設置された防犯カメラには、事件現場から東へ走り去る車両のライトが映っており、逃走車両の可能性があるとみて調べていた。
ただその後の聞き込みでも不審な車は確認できず、映像を詳しく解析した結果、形状や車種は特定できないものの、車両はバイクだった可能性が浮上したという。周囲から回収した防犯カメラ147台やタクシーなどのドライブレコーダー28台分の映像を含めて、解析を進めている。
府警は91人態勢で捜査を続けており、これまで延べ約1万800人の捜査員を投入。遺族、会社関係者、周辺住民らへの事情聴取や聞き込みを続けているが、有力な手がかりや事件に直結するトラブルは確認されていない。