“LEDの確執”和解の光いまだ見えず 中村教授の和解提案、冷淡に応じる日亜 (1/4ページ)

2014.11.28 05:58

青色発光ダイオード(LED)訴訟の和解を受け、会見する中村修二氏=平成17年1月、東京都千代田区

青色発光ダイオード(LED)訴訟の和解を受け、会見する中村修二氏=平成17年1月、東京都千代田区【拡大】

 ノーベル物理学賞の受賞が決まった米カリフォルニア大サンタバーバラ校(UCSB)の中村修二教授と、青色LED(発光ダイオード)をめぐる訴訟を争った元勤務先の日亜化学工業(徳島県阿南市)の確執が“第2幕”に入っている。中村氏は受賞を機に、「けんかしたまま死にたくない」と和解を呼びかけ、共同研究の可能性にも言及。だが日亜側は面会さえも拒み、態度を硬化させたままだ。背景には日亜の経営層やLED市場をめぐる複雑な事情が絡み合い、和解の光は見えない。

 対応に波紋

 発端は中村氏が11月3日、文化勲章親授式後の記者会見で、「お互い誤解していた過去は忘れましょう」と提案したことだ。

 これに対して日亜は翌4日、「歴代社長や会社への深い感謝を公の場で述べておられ、弊社といたしましては、それで十分」とコメントし、冷淡な対応に波紋が広がった。

「20世紀中は困難」と言われていた青色LEDの開発を直訴

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