緩衝材の設計開発などを手がけるカネパッケージ(埼玉県入間市)は、フィリピン・セブ島のホテルで11月22日、CSR(企業の社会的責任)活動として取り組んでいるマングローブ植林の500万本達成記念式典を行った。
金坂良一社長ら同社社員、埼玉県国際課職員、フィリピン環境省代表、ボホール島ガタフェ市のカマチョ市長に加え、現地の植林に協力した住民を合わせて120人が出席した。金坂社長は「当社が進出している国に恩返しをしたい」とあいさつ、記念植樹も行われた。
同社は、現地のマングローブ林が乱獲で激減していること知り、グループ売上高の0.1%を原資に2009年に植林活動を始めた。現地住民に作業を委託する一方、植林ツアーを年2回開催して毎月約7万本のマングローブを植え続けてきた。
植林は、津波や高潮の被害軽減や海岸線保護も考慮して海岸線の気水域を中心に実施。今後は、同社が進出しているベトナム、タイ、インドネシアでもマングローブの植林を行う予定。