理研、小保方晴子氏の刑事告訴見送る方針 真相究明に至らず (1/2ページ)

2015.3.16 20:20

STAP細胞の論文で不正を指摘された後、記者会見に臨む小保方晴子氏=平成26年4月9日、大阪市北区

STAP細胞の論文で不正を指摘された後、記者会見に臨む小保方晴子氏=平成26年4月9日、大阪市北区【拡大】

 STAP細胞の論文不正問題で理化学研究所は、捏造(ねつぞう)や改竄(かいざん)で計4件の不正を認定した元研究員の小保方(おぼかた)晴子氏(31)を刑事告訴しない方針を固めた。関係者が16日、明らかにした。今週中にも理事会を開いて正式に決定する。STAP問題は不正の真相に至らないまま究明を終えることになった。

 理研の調査委員会は昨年12月、STAP細胞は別の万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)が混入したものと断定。これを受け理研は、小保方氏を含む何者かが理研のES細胞を盗んで混ぜた疑いを視野に、窃盗罪などで告訴すべきか検討していた。

 しかし、小保方氏が所属していた研究室にあったES細胞は、誰でも持ち出せる状態だった上、実験中の偶然のミスで混入した可能性も否定できないと判断した。

今後、STAP問題について追加調査しない方針を決めており…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。