米OceanTomoのマラカウスキーCEO。「日本企業や産業界と直接話し合いを進めている」という【拡大】
□米OceanTomo(下)
知財関連ビジネスを手掛ける米OceanTomoは知財オークションの再開準備を進める。ジェームズ・マラカウスキー最高経営責任者(CEO)は日本の参加者も「大きな利益を得る」可能性があることを強調した。
--再開するオークションの新しい仕掛けなどは
「OceanTomoは細心の注意を払って検討を重ね、重要なクライアントからの意見を得て、ようやく知財オークションの再開を決めた。これから始めるオークションはかつての内容とはかなり違うはずだ」
--具体的には
「例えば、各知財オークションで扱う技術分野を1つ、または2つに絞る方法、1人または1社だけの大手売り手(出品者)と協力した形で開催する方法、ある会場を設営し、そこでの入札を実施するのではなく、電話やインターネットを活用したリアルタイムの遠隔入札を中心とする方法などを検討している。何より重要なことは質、価値ともに高い知財ポートフォリオを出品することに力を入れること。こうしたことから以前のオークションに比べて、米国以外の特許にも世界の入札参加者の興味が集まると予想している」