欧州特許庁(EPO)への特許出願件数で日本は3位-。EPOがまとめた「2015年版EPO年次報告書」でこんな結果が明らかになった。トップは米国、2位はドイツで、米国、中国の伸びが目立っている。
今回から特許出願件数について1次審査を通過した件数を公表する方式に変更し、総出願件数は前年比4.8%増の16万22件(受理件数は1.6%増、27万8867件)となった。
1位の米国は16.4%増の4万2692件、ドイツは3.2%減の2万4820件で、日本は3.1%減の2万1426件。アジア勢では7位に韓国(4.0%増、6411件)、8位に中国(22.2%増、5721件)が10位以内に入った。
企業別の出願状況は1位がオランダ・フィリップスの2402件(3.7%増)、2位が韓国サムスン電子、2366件(6.9%減)、3位が韓国LG電子、2091件(27.7%増)と続く。日本企業は10位以内はなく、20位までに3社、50位までに9社が入った。