10月半ば、中国の新聞にショッキングな見出しが躍った。「老人封殺」「単身老人駆逐策」「老人入店制限令」等々である。
事の顛末は以下の通り。
上海の人気大型家具店2階イートインコーナーに、こんな通達が出された。
「本日よりフードコートで食品を購入されたお客様に限り、椅子席をご利用いただきます」
この有名店では、店舗で何も買わずに椅子とテーブルを“占拠”する人たちがあまりに多く、正規の客が席を確保できない。占拠者の多くは中高年である。
冷暖房のきいた店内に、家から持ち込んだお茶と肉まんで、朝から晩まで居続ける。毎日通えば友達もでき、そこは無料の社交場と化していた。1000を超す椅子席のほとんどを、こういう中高年が占めたという。