--現在、強化しているのは
「海外展開に力を入れている。排水処理需要は東南アジア、南アジアで伸びており、海外で約40件の実績がある。インフラ需要が旺盛な途上国をターゲットに、ミャンマー、さらに中東やアフリカ、南米での展開も考えられる。インドの水事情を例に挙げると、普及率は上水道で50~80%、下水道が35~60%とまだまだ低く、現地の人員も増やし、市場開拓に当たっている。12年に国立のインド工科大学ルールキー校と共同研究を始め、技術的な“お墨付き”を得た」(鈴木伸男)
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【プロフィル】成重大知
なりしげ・だいち 熊本大大学院自然科学工学研究科修了。2003年にクラレに入社し、一貫してクラゲールを担当。クラレアクアのマーケティング本部を経て、12年からクラレアジアパシフィック(シンガポール)。14年10月に現職とクラレアクアで営業部排水プラントグループリーダーに。神奈川県出身。38歳。