【スポーツi.】スキージャンプW杯50勝リーチの“常勝”高梨沙羅 立ちふさがる「ソチ4位」の重圧 (1/3ページ)

2017.1.25 15:00

個人通算50勝目を逃し引き揚げる高梨沙羅=21日、山形市クラレ蔵王シャンツェ
個人通算50勝目を逃し引き揚げる高梨沙羅=21日、山形市クラレ蔵王シャンツェ【拡大】

 ノルディックスキー・ジャンプ女子ワールドカップ(W杯)個人通算49勝の高梨沙羅(クラレ)は札幌(14、15日)、蔵王(20、21日)で行われた4試合で勝ち星をあげられず、節目の50勝目は持ち越しとなった。

 「テレマーク(着地の際に片足を前に出して膝を深く折った姿勢)を入れられなかった。見守ってくれたファンの前で勝てなくて残念です」。ジャンプ台に臨めば、常に勝利を求められ、今回は地元開催での達成という期待もあった。それだけに、20歳の第一人者は反省しきりだった。

 50勝は通過点で、次の目標はW杯の史上最多勝利記録で男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)が持つ「53」。今シーズン中の記録更新の可能性は十分にある。

 ◆背負わされた重圧

 トップアスリートはレベルアップを目指す向上心を失ったら、戦いの場から去るときである。闘争心、克己の精神をもとに、さまざまなプレッシャーをはねのけて頂点に立とうする。

 高梨は、2014年2月のソチ冬季五輪日本選手団の中で、金メダリスト大本命と脚光を浴びながら、当時17歳の少女は4位にとどまった。

 「最初に頭に浮かんだのは感謝という言葉。たくさんの人たちに応援していただいた。でもベストを尽くすことができず、結果も残せず、今は申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 3年が経過しようとしているにもかかわらず、帰国したときの言葉が脳裏から離れない。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。