東京都葛飾区が貨物列車の線路を利用した路面電車の導入について検討を始めることが6日、区への取材で分かった。「区民の移動手段の利便性向上を目指したい」としている。
区によると、区内は東西を結ぶ鉄道網は発達しているものの、南北を結ぶ公共交通機関はバス路線しかない。そのため区内を南北に結んでいるJRの貨物線の線路活用を想定しているという。
次世代型路面電車(LRT)の導入が候補の一つに挙がっているといい、区は同日発表した平成29年度予算案に検討費用として2千万円を計上。今後、有識者会議を設置し、課題やコストを調査するという。