
「仙台・宮城『伊達な旅』夏キャンペーン2017」のPR動画の一場面。亀の頭をなでて「上乗ってもいいですか」と話しかける壇蜜さん(宮城県提供)【拡大】
宮城県や仙台市などが展開する観光キャンペーン「仙台・宮城『伊達な旅』夏キャンペーン2017」のPR動画が、扇情的な内容で賛否を呼んでいる。タレントの壇蜜さんが出演するPR動画は、動画配信サイト「ユーチューブ」で閲覧数が36万を超えているが、高評価よりも低評価の方が多く、ツイッターなどのSNSでは「風俗店のようだ」という声も出ている。
今月から始まったキャンペーンでは、夏でも涼しい県の魅力を発信しようと竜宮城にかけて「涼・宮城(りょうぐうじょう)の夏」を展開。PR動画は「浦島太郎」をモチーフにしており、壇蜜さん演じる「お蜜」が、仙台・宮城観光PRキャラクターの「むすび丸」を「竜宮城」ならぬ「涼・宮城」に連れて行くという内容だ。
動画の中には、壇蜜さんの唇のアップとともに「宮城、行っちゃう」「肉汁トロットロ、牛のし・た」「え、おかわり? もう、欲しがりなんですから」など扇情的なせりふが使われている。また、亀のアニメーションの頭をなでて「上乗ってもいいですか」のせりふの後に亀が大きくなるといったような描写もある。最後は壇蜜さんの唇のアップと「あっという間にイケちゃう…」という言葉で締めくくられている。