“殿様”ついに降板 龍角散が秋田県知事出演の人気CM中止 ゴルフ虚偽説明への批判に配慮 (1/2ページ)

平成25年11月から放送されていた龍角散のCM。秋田県の佐竹敬久知事が先祖の殿様役で登場していた(龍角散提供)
平成25年11月から放送されていた龍角散のCM。秋田県の佐竹敬久知事が先祖の殿様役で登場していた(龍角散提供)【拡大】

  • 平成27年11月から放送されていた龍角散のCM。秋田県の佐竹敬久知事出演の第2弾だった(龍角散提供)

 秋田県が記録的大雨に遭った際に宮城県にゴルフに出掛けていた佐竹敬久知事が県部長の同行を虚偽説明していた問題で、製薬会社の龍角散(東京)は佐竹知事が出演する「龍角散ののどすっきり飴(あめ)」のCMの放送を中止した。知事への批判に配慮したとみられる。

 佐竹知事は秋田藩主・佐竹家の分家、佐竹北家の21代当主。龍角散の主力製品「龍角散」は江戸時代後期に今の秋田県美郷町六郷に住んでいた秋田藩の典医、藤井玄淵(げんえん)が調剤。3代目の正亭治(しょうていじ)が改良して12代藩主、義堯(よしたか)のぜんそくを治したのが始まりとされる。

 こうした縁から、美郷町は龍角散や東京生薬協会と連携協定を締結し、生薬の甘草の試験栽培を開始。八峰町では、のどすっきり飴の原料であるカミツレ(カモミール)の栽培が行われている。

 龍角散は平成25年11月から佐竹知事が出演するCMを放送。現職知事の民間企業CM出演は話題を呼んでいた。

 当初は、秋田を舞台に、殿様の側近が典医役の俳優、香川照之さんに「殿ののどの具合が良いのは、そちのあめのおかげじゃ」と話しかけ、世が世なら本物の殿様である佐竹知事が「ほうびは何がよい?」と質問、香川さんが薬草畑を希望する-という内容だった。

動画投稿サイトなどにも拡散

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