長野県佐久市は23日、人気漫画「北斗の拳」のキャラクターをバスの車体に描き、市内と東京を結ぶ路線などで運行させる計画を発表した。
同市出身の原作者、武論尊=本名岡村善行=さん(70)が無償で協力。千曲バス(佐久市)の2台の車体に、作画担当の原哲夫さん(56)のデザインを描く。高速バスのほか佐久市内の循環バスとして1台ずつ、7月以降に運行を始める。
武論尊さんは、経済的に大学進学が難しい若者への奨学金として4億円を佐久市に昨年寄付。4月には、漫画家や原作者を目指す地元の若者を対象に「タッチ」の作者あだち充さんらが講師を務める漫画塾を開講する。
バスのほか、熱気球にも主人公「ケンシロウ」などのキャラクターを描き、来年5月に市内で開催される「佐久バルーンフェスティバル」でお披露目する予定。