阿波おどり事業、徳島市が破産申し立て 累積赤字4億円以上、主催協会側は反発

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 徳島の夏の風物詩「阿波おどり」事業に4億円以上の累積赤字が発生している問題で、徳島市が、主催者の市観光協会の破産手続きを、債権者として徳島地裁に申し立てたことが2日、市への取材で分かった。1日付。同問題では市や主催者の間で対立が続き、阿波おどりの今後の運営体制は不透明なままだ。

 阿波おどりは市観光協会と徳島新聞社が共催し、経理は協会が担当。市はこれまで、協会に補助金を出すとともに、協会が金融機関から借り入れた分を対象に損失補償をしてきた。

 累積赤字を問題視した市による調査団は今年2月、収支改善の方策を議論していないとして「協会が阿波おどりを継続するのは困難」と指摘。市は平成30年度から損失補償契約と補助金を打ち切ることを決めた。

 協会関係者は「今後、収支改善の余地はあり、協会を破産させる必要はない」と市の対応を批判している。