このところ予想外のロングラン上映を続けるSFや人間ドラマの映画が増えている。「何が当たるか分からない」と映画宣伝のプロが嘆く時代に、何が決め手となったのか。(夕刊フジ)
《宇宙人(ただし自称可)を連れて3人以上で劇場を訪れれば1人1000円》
奇抜な割引制度でヒットをつかんだのが「宇宙人ポール」(グレッグ・モットーラ監督)だ。実施した映画館のひとつ、東京・渋谷シネクイントでは、700組以上がこの制度を利用した。
英国からアメリカにやってきたSFオタク2人が宇宙人のポールを故郷の星に帰そうと奮闘するコメディーだが、配給サイドは「下品で口が悪いポール」のキャラクターをアピール。「英国人にとって米国人はエイリアン」という風刺もこめた痛快な中身がツイッターなどインターネット上の口コミでジワジワ広がった。配給側では最終興行収入1億5000万円を見込んでいる。