【プロが教える就活最前線】
毎年、恒例となっている人気企業ランキングを見ると、今も昔も変わらず、メガバンクや総合商社、広告代理店などが上位に名を連ねています。しかし、表面的には見えにくいのですが、近年、インターネット系の新興企業を進んで志望する学生が増えています。
言い方は悪いですが、一昔前までは中堅大学やそれ以下の学生が大手志向の就活に失敗した末に受けるのが新興企業でした。
ですが、近年は東大や京大などの難関国立大学や、慶応大や早稲田大などの難関私立出身者が、積極的に新興企業を受け、自ら入社の道を選んでいるのです。2例を紹介します。
【東大生Aくん】
「就職活動を始めた当初は、周りと同じように大手企業への就職を考えていました。しかし、OB訪問をしていく中で、何となく仕事に取り組んでいる方や覇気のない方が沢山いて、本当に大手企業に行くという選択が正しいのか疑問を持つようになりました。そんな中で、たまたま参加したベンチャー企業の説明会で出会った社員の方々が、人生をかけて仕事をしているように感じ、ベンチャー企業への志望度が一気に高くなりました。」