就職活動中の若者の間には、明確な定義がないまま「ブラック企業」という言葉が一人歩きしている【拡大】
「うちも今思えばブラック企業だったのかもしれない。けど、ブラックとそうじゃない境目がよく分からない。ブラック企業は嫌だけど、どこで判断すればいいのか…」
中小を敬遠する若者
ブラック企業について、若者の労働相談を行うNPO法人「POSSE」によると、(1)長時間勤務など過酷な労働の末、辞めさせる「使い捨て型」(2)大量に採用して成果を上げさせた者だけを残す「選別型」(3)パワハラやセクシャルハラスメントが常態化している「無秩序型」-の3類型に分類されるという。
しかし、ブラック企業かどうかは数字だけで判断できず、入社してみなければ分からないのが実情だ。企業側も、ネット上でブラック企業と書き込まれて悪評が立ったことで、レッテルを貼られ、取引に影響が出るといったケースもあるという。
こうした中、若者の間では情報が少ない中での自衛手段として、ブラック企業への過剰な警戒感も広がる。