「おみやげは、その国の国民性・文化色彩感覚を表す重要な存在。魅力的な日本の逸品を発掘し世界に紹介したい」。これは今年で10回目を迎えた「魅力ある日本のおみやげコンテスト」の審査委員長、吉村作治さんの言葉です。今、沖縄では、その「逸品」に地元のおみやげが選ばれるかどうかに注目が集まっています。
同コンテストには飲料・食品と工芸品部門に全国から250点が出品された中で沖縄県からは沖縄文化を体験するテーマパーク、琉球村の嘉瓶(ゆしびん)と、沖縄ゴールデンファームの和装箸袋が最終審査に残りました。嘉瓶は琉球王朝時代に慶事の際に泡盛を入れたとされる家紋入りの瓶。脇に抱えるのに適した曲線の美しさが特徴です。和紙を沖縄の琉装着物に仕立てた和装箸袋は日本人ならではのこまやかな技が息づきます。
11月末、外国人審査委員も加わって東京都内で開かれた最終審査の結果は来年1月10日に東京ドームで開幕する「ふるさと祭り2014」で発表されます。入賞商品は成田、羽田などの空港内売店で展示・販売される予定です。
沖縄発のおみやげが入賞、いやグランプリに輝き、日本のおみやげ文化を世界に発信する力になれば、こんな素敵なことはありません。
<プロフィル>
きりた・さちよ フリーアナウンサー 札幌テレビ出身。東京MXテレビ。琉球放送ラジオ番組など担当。JCDA認定キャリアカウンセラー
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