昨今テレビCMでも見かけるようになった3Dプリンター、紙でなく物体をコピーできたり、データから直接立体作品を作ったりできるそうだが、注目度が高いわりに、工業用以外で何に使うのかよくわからない。
思えば、二十数年前、将来パソコンが一家に一台の時代が来ると言われたときも、ピンとこなかった。家でコンピューターなんて何に使うんだ、まさかそんな本格的なものが家に来るはずないと思ったら、今ではすっかり、なくてはならない家電のひとつになっている。
3Dプリンターも、そのうち家にやって来るかもしれないので、今のうちに、打ち解けておこうと思う。
というわけで、3Dプリントサービスを行っている東京・渋谷の「しぶや図工室」(http://shibuya.abbalab.com/)に伺った。
繁華街にほど近いオフィスビル。シェアスペースとしても利用されている室内に入ると、広い作業台がまっ先に目に飛び込んでくる。その横には箱形のプリンターが何台も。まさに図工室という感じの雰囲気だ。