その中で、土谷氏は同社が行っている徹底した食に対しての管理体制について説明。中国産の食材については「中国産が悪いというわけではなく、管理をする側の仕方の問題。わが社では(海外の農場などで)農薬の散布回数などに厳しい基準を設けており、検査も国際基準にのっとりしっかりと行っている。さらに(従業員の)不祥事を防ぐためには、労働管理もきちんと行い、働きやすい環境を整えることが結果的に〝安全〟につながる」と述べた。
また、土谷氏は海外食材の日本での販売までの道程についても言及。海外の食品を安心して食べてもらうためには、「安全・安心・安定的なことが前提条件」とし、「各国で異なる安全・安心の基準を日本基準に合わせることが重要」と語っている。
イオンでは現在約6千品目におよぶ独自ブランドである「トップバリュ」製品を販売しているが、今回は海外製品の一部として、食べ飽きない赤身のうまみとやわらかさが特徴の「タスマニアビーフ」、上質な脂が乗って、引き締まった身が特徴の「生アトランティックサーモン」、さらにチキンとともに近年はクリスマスの新定番として浸透しつつある「ロブスター」などを紹介。土谷氏は「味を気に入っていただけるお客さまも多いですが、安全・安心、そして製品の表示方法や透明性が、より多くの方から支持されている理由なのでは」と話していた。