なぜ?続々と閉店する国内アパレルブランド 「昔はよく買ったけど…」 (2/4ページ)

2015.6.14 07:07

アラサー女子を中心に人気の婦人服ブランド「ボディドレッシング」。TSIホールディングスは、8月限りでの廃止を発表した

アラサー女子を中心に人気の婦人服ブランド「ボディドレッシング」。TSIホールディングスは、8月限りでの廃止を発表した【拡大】

  • 百貨店の婦人服売り場。百貨店の業績は好調のようだが…
  • 4月にワールド新社長に就任した上山健二氏。創業家以外からの社長登用は初めて(ワールド提供)
  • 4月に開業したJR大阪駅直結の商業施設「ルクア1100(イーレ)」。ファッション売り場に工夫を凝らしている。起爆剤となるか
  • 5月にTSIホールディングス社長に就任した斎藤匡司氏

 OL向けブランドの栄枯盛衰

 サンエー・インターナショナルが手がけるブランドはバブル期以降に誕生したものが多く、「ボディ ドレッシング」(8月廃止)や「マテリア」(昨年2月廃止)「ノーベスパジオ」(同)などは、特にOL層に人気が高かった。適度にトレンドを取り入れつつTPOに対応できると、社会で活躍する女性たちに重宝され、店舗数も百貨店を中心に拡大していった。

 いずれも主要価格帯は3~6万円。シンプルなTシャツでも1万円以上、10万円を軽く超えるアウター(コート類)もざらにあった。買い物というと、百貨店やショッピングビルというのが当然だった時代はよく売れたのだろう。主要商業施設には必ずといっていいほど件のブランド店舗が存在していた。

 “無難だが、面白くなく、そこそこ高い”服は欲しくない

 しかし、時代は流れ、ファストファッションが台頭し、日本では手に入らなかった海外のブランドも簡単に通販できるようになった。

「1000円で買えるTシャツで満足」という人もいれば…

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