熊野古道と海の幸のまち、三重県尾鷲市のファンを全国に作りたい、と尾鷲観光物産協会や市、生産者などが協力して実施しているのが「尾鷲まるごとヤーヤ便」。夏季から始まって地元で獲れたマグロやブリ、海鮮ごはん、えりんぎやどら焼きなど季節季節のおいしいものが年4回届く通販です。
1回6700円、年2万6800円。スタートして7年、今や申込者数は2千以上、リピート率は驚きの50%という高さ。人気の理由は、まるで田舎のお母さんから小包が届いたような幸福感。毎回ついてくる「尾鷲がんばんりょる(頑張っている)新聞」で生産者の顔やこだわりが紹介され、尾鷲がぐっと身近になるのです。
「ヤーヤ」は、300年以上続く地元の奇祭「尾鷲ヤーヤ祭り」にちなんだもの。男衆が激しくぶつかり合うさまをヤーヤと呼び、戦国武士の「やあやあ、我こそは」という立ち合いの名乗りが語源だそうです。
ヤーヤ便は物だけでなく、情報を届けるツール、と尾鷲観光物産協会の中村俊介さん。購入者のうち何人かを尾鷲に招待、地元の魚を食し、さんま寿司を作るなどの体験ツアー企画もあります。今期4回分の締め切りは7月4日。胃袋も心も満たされるヤーヤ便、たべてぇ~い。
<プロフィル>
いとう・りな 秋田朝日放送、福島テレビを経てフリー。現在リポーター、ナレーター、司会として活動。
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