「日本のことをより深く知りたい」と演歌、J-POPなど日本語カラオケを楽しむ外国人が増えています。1人で7時間は歌える、というカラオケ好きの私。さっそく今年5月から外国人向けにカラオケ教室を始めた東京・恵比寿のATOボーカルスクールを訪ねました。
中国人、韓国人、米国人、ロシア人、インドネシア人などが通っている同スクール。その日は中国から来日して3年目という李蘭花さん(26)、王頴さん(25)が絢香さんの曲に取り組んでいました。正確なイントネーションや歌詞の意味、込められた想いなどを教わると「日本の文化や感情の伝え方がわかる」と話していました。
マナーの指導もあるそうで、「歌う順番を守る」「歌わない時も一緒に盛り上がる」といった暗黙の了解は、外国人には日本独特の「譲り合い精神」「思いやりの文化」を体感できる貴重な機会だ、と好評です。
訪日外国人は、昨年が過去最高の1341万人、今年1~6月は前年同期比46%増の914万人と増加の一途。インバウンドビジネスも熱さを増します。短期滞在でも旅行中でも体験できる日本語カラオケ教室、新しい日本観光のアクティビティとして注目を浴びそうです。
<プロフィル>
さえき・ももこ 元NHKキャスター・リポーター(水戸・全国)。現在はナレーター・MC。
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