「スト」などの労働争議、500件切り過去最少 5年連続減

2015.8.25 17:40

 ストライキなど企業と労働者団体との「労働争議」が平成26年は495件(前年比12件減)となり、統計開始以来初めて500件を切り過去最少となったことが25日、厚生労働省の調査で分かった。5年連続の減少で、厚労省は「経済状況や労使関係の変化に伴い減少が続いている」と分析している。

 統計によると、昭和49年のピーク時には5197件あった半日以上のストは、平成26年は27件(同4件減)と過去最少。ただ、半日未満のストを含めると88件(同8件増)だった。

 労働争議で求めた事項(複数回答)は「賃金」に関するものが257件と最多。次いで「経営・雇用・人事」が157件、労働協約などに関するものが156件となっている。

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